【「SDGs ルート321 モニターツアー」に参加してきました!】

SDGs(Sustainable Development Goals)「持続可能な開発目標」。

 四万十・足摺エリアでは、幡多広域観光協議会が中心となり、SDGsの17の大きな目標の中から、

「14 海の豊かさを守ろう」「15 陸の豊かさも守ろう」の達成に寄与するための観光商品造成に着手しています。

 

 3月8日(月)、そのモニターツアー第1弾が、四万十市の四万十川学遊館と、土佐清水市の足摺海洋館SATOUMIで行われ、高知県観光地域づくり塾のメンバーの皆さんと共に参加してきました。

午前9時より、四万十川学遊館にて座学。

代表の杉村さんより、「トンボと自然を考える会」の活動についてのお話。

杉村さんのお話から、人が暮らしていくためには里山の生態系が守られていくことがいかに大切か、またその生態系を守るためには、人が手を加えていかなければいけないということ、自然と人は共存していかなければいけないということを、改めて学びました。

午前10時頃より、杉村さんのお話で出てきた、「トンボと自然を考える会」の活動のお手伝い。

長靴付きの作業着に着替えて、トンボ公園へ移動。

スタッフさんに教えてもらいながら、池の中に入ってハスの根っこを取り除く作業のお手伝いをしました。

池の水は冷たいうえに、ハスの根っこをクワで取り除くのは、なかなかの重労働。教えてくれたスタッフさんは女性でしたので、この活動をいつもされているのかと思うと、頭が下がる思いでした<(_ _)>

 

その後、トンボ公園内にて、「生き物探しゲーム」。

チームに分かれて、レベル1~レベル5まで、カードに書かれた生き物を探して、見つけたら捕獲してくるゲーム。

このゲームをして改めて気づかされたことは、自然の中には本当にたくさんの生き物が暮らしているのだなということ。

我らが土佐清水市観光協会チームは、見事2位に輝きました‼

四万十川学遊館では、杉村さんの講義から始まり、スタッフの方々の作業のお手伝い、そしてゲームと、学びあり、楽しみありの、とても有意義な時間を過ごすことができました。

その後は館内にて昼食。この日のお弁当は、四万十市「さこや」さんのものでした。

四万十らしく、アユの甘露煮や、青のりのかき揚げなどが入っていて、とても美味しかったです!

※お弁当は、このツアーのプログラムであり、四万十川学遊館でお弁当が出るのではありません。

 

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午後からは、土佐清水市に移動。昨年7月にリニューアルオープンした、足摺海洋館SATOUMIへ。

 

最初に、研修室にて、新野館長より、足摺宇和海国立公園の自然環境や、竜串海岸の生態系についてのお話を聞きました。

その後、飼育員さんにガイドしてもらいながら、館内の見学(約40分)。

新足摺海洋館SATOUMIは、周辺の山、川、海を再現した展示となっており、順に見て行くだけでも、生態系のつながりを感じることができますが、飼育員さんにガイドしてもらいながら回ると、裏話なども聞けて、更に満足することができました。

 

その後は、足摺海洋館から徒歩で約10分の、竜串海岸を散策。

案内は、ジオガイドさんにバトンタッチ。竜串海岸の地層の成り立ちや、潮だまりに生息する生き物について、手作りの小道具を用いて、わかりやすく説明していただきました。

 

その後、再び足摺海洋館へ戻って、新野館長からまとめの講義。

新野館長は、日本全国いろいろな水族館等で活躍されてきた、ベテランの飼育員さんでもありますので、進行しつつある地球温暖化の話や、人が捨てた海洋ごみが生態系にどのような悪影響を与えるかなど、実感を伴うお話をして、まとめて下さいました。

 

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今回このモニターツアーに参加して思ったことは、四万十川学遊館のプログラムも、足摺海洋館SATOUMIのプログラムも、SDGsについて学生さんたちが学び、考えるのに、まさにぴったりのプログラムだということです。

そして、四万十川学遊館の杉村さんはじめ、足摺海洋館の新野館長、案内をしてくれたガイドさんも、活動に従事されている方々が、それぞれの活動にいかに情熱をもって取り組んでいらっしゃるかということが、よくわかりました。このように熱をもって活動されている方から聞くお話だからこそ、心に響くし、これからの自分の行動や振る舞いについて、考えるきっかけになると思います。

 

(土佐清水市観光協会  猪谷 奈穂美)